解剖生理学。
面白い分野です。
「私、アロマテラピーの勉強をしに来たはずなのに、どうしてこんな勉強をしてるんだろう。医者になるわけじゃないのに」
時々そんな言葉が生徒さんの口から出ることがあります。
テストに受かるための勉強、資格を取るための勉強、と捉えてしまうと、そんな疑問も生じてしまうでしょう。
でもね、私たちが生活に取り入れてる精油は(またはハイドロゾルは、ハーブは)、私たちの心身に何らかの影響を与えます。
いい影響もあれば悪い影響もある。
薬と毒が背中合わせなのと同じように、精油は薬ではないけれど、使い方と量によっては同じことが起こります。
だとすると、いい影響を増やして、悪い影響はできるだけなくしたいですよね。
そこでどれだけ体のことを知っているか、が大切になってきます。
どれだけ精油の効果効能や特徴を覚えても、使う私たちの体がどんな風になっているのかを知っていなければ、精油の使用によって心身に悪い影響を及ぼす可能性が出てきてしまうのです。
精油も、私たちの心と体も、まだまだ解明されていないことが多々あるもの。
どれだけ知っても知りすぎることはありません。
テストのための勉強と思うと、あれ覚えて、これも覚えて…と息苦しくなってしまいます。
自分の好きなアロマテラピーがこの心と体にどんな風に作用するかは、精油と心身のことの両方知ることによって予測可能になり、より正確なセラピーを行うことができる、そう思って学習範囲の広い解剖生理学の勉強に取り組んでほしいです。
スクールでは解剖生理学のアシスタントがいます。
イチローくん